オレンジジュースを確かめる
2014年06月10日 (火) | 編集 |
Eテレに「メディアのめ」という番組があります。
池上彰さんが小学校高学年向けに
メディアリテラシを教えてくれる番組です。

今年は平日にしか放送がないですが、
初年度(2012年)は土曜日の朝に再放送をしていたので
たまたまつけた時にやっていると、娘といっしょに見ていました。

その時は娘は1年生だったので「小学生向け」と言っても
少し理解が難しいテーマもあったと思いますが、
その中で、その時でも「へぇ~!」と理解できた回がありました。

ふとそのことを思い出したので、
今日はオレンジジュースを買ってきました。

番組によると、オレンジジュースの果汁の濃度によって
パッケージに描いてよい絵の決まりがあるんだそうですね!

果汁100%でないジュースには、
オレンジの "断面" や "しずく" を描いてはいけないんだそうです。

それに注目して見てみると、

 orangeJuice01.jpg

これら、フレッシュな断面の載ったパッケージのジュースは、

 orangeJuice02.jpg

確かにどちらも果汁100%です!
おーすごい。ホントにそうなってるんだ。

これを定義しているのは「表示に関する公正競争規約」
という文書で、全国公正取引協議会連合会のサイトで
実際の規則の条文を読むことができました。

その中の「飲料 08-果実飲料等」のところに、こうあります。

第4条(1)絵表示の基準

 ア 果汁入り飲料及びその他の飲料にあっては、
  果実から果汁のしずくが落ちている等の表示及び
  果実のスライス等の表示は不当表示に該当する

 イ 果汁の使用割合が5%未満のもの及び
  果汁を含まないものにあっては、
  果実の絵を表示することは不当表示に該当する。
  ただし、図案化した絵は差し支えないものとする。

なるほどね。

じゃあ果汁5%以上100%未満のパッケージがどうなっているか
気になりますね。
それらも探してみました。

 orangeJuice03.jpg

意外とオレンジジュースって100%のものが多くて
見つけるのが大変だったのですが、なんとか2種類ありました。

 orangeJuice04.jpg

果汁は10%と20%。
どちらも断面やしずくは描かれていません。
でも、写実的な果実の絵は描かれていますね。
正しく、定義どおりになっていました。

 orangeJuice05.jpg

じゃあこれはどうでしょう。ファンタオレンジ。

描かれているのは単純な線で図案化されたオレンジです。
これなんと、

 orangeJuice06.jpg

「無果汁」!

無果汁て。
今まで何の汁飲んでたんだろ。

でもね、ちょっと面白いのですが、みんながみんな
「フレッシュさをアピールするため断面やしずくを描きたい!」
と思っているわけではないんですね。

 orangeJuice07.jpg

これ、なっちゃん。

果汁は50%だから、リアルな果実の絵を描く資格はありますが
みかんの絵すら描かれていません。
なっちゃんは、かわいさで勝負しているんですね。

それからこれ。ポンジュース。

 orangeJuice08.jpg

果汁は100%!

なのにこの単純なイラストを使う潔さ。
図案化されたイラストだけ見ると、果汁5%未満のレベルです。

たしかにポンジュースの「100%感」は、
しずく絵などがなくても、みんなもう知ってますものねぇ。
おとうさん(=主人)は昔からこれが好き。
冷蔵庫入れて冷やしといてあげよっと。

   *

ところで、この記事を書きながら初めて知ったのですが、
「ジュース」とは、果汁100%の飲み物にしか
使ってはいけない表記なんですね。

「表示に関する公正競争規約」にちゃんと書かれています。
還元果汁や果実の搾り汁を "希釈" したものは、
「果汁入り飲料」と表記する必要があるそうです。

パッケージの後ろ側を確認してみると、

 orangeJuice09.jpg

たしかに果汁100%のものの品名は「オレンジジュース」、

 orangeJuice10.jpg

5~100%未満のものは「○%果汁入り飲料」となっています。

「無果汁」のファンタオレンジの品名が気になって見てみたら、

 orangeJuice11.jpg

「炭酸飲料」ですって!
ジュースでも、果汁入り飲料ですら、ないわけですね。

昔からずうっと、「オレンジジュース」という認識
でしたけれどねぇ。

   *

一方ちょっと気になったので、お酒の棚も見てみました。

オレンジを使ったチューハイがあったので
パッケージを見てみると、

 orangeJuice12.jpg

断面やしずくが・・・載っています!

 orangeJuice13.jpg

でも果汁はそれぞれ、45%と10%。
飲料だったらアウトですが、アルコール類ならアリなんですね。

「表示に関する公正競争規約」には「酒類」という項目もあって
「38-ビール」「40-ウイスキー」「42-泡盛」
「44-単式蒸留しようちゆう」などと分かれて条文がありますが、
原料のフルーツにこだわった決まりはないようです。
(アルコールの度数とか種類を表示する活字の大きさの
決まりが多かった)

 orangeJuice14.jpg

これは断面が描かれているので一見100%ジュースに見えますが、
実は のむヨーグルトです。
これも飲料の規定は適用されないようで、果汁は100%ではありません。
(果肉・果汁6%)

なまじ「輪切りは100%」という知識があると
これらも果汁たっぷりかと思ってしまいそうですね。

こういうのに対する規定はないんだなぁ。
なんだか妙にジュース類だけ厳しくても
片手落ちなような気がするのですが、不思議ですね。

今回、番組をきっかけに商品をデザインするうえでの
ルールがあることを知りましたが、
実際にそれに則って正しく作られていることを確かめるのは
面白いですね。

 orangeJuice15.jpg

さぁて、いっぱいオレンジジュース買ったので、
ゼリーでも作ろうかな~(^^)

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