草木染め・マローブルー
2015年02月18日 (水) | 編集 |
先日、初めて行ったショッピングモールで
通りがかりに雑貨屋さんがあったので
入ってみたのですが、そのお店は
お香やハーブティなどの品ぞろえも充実していました。

そこで、前からちょっと気になっていたハーブを
見つけたので、1袋購入してきました。

 MallowBlue01.jpg

マローブルーというハーブです。
6g入り。

これ、面白い性質があるそうで、試してみようと思います。
まず、ふつうにお湯をそそぎます。

 MallowBlue02.jpg

わーきれいな色です。
その名のとおりの見事なブルーですね。

 MallowBlue03.jpg

ここで使うのがこちら。
レモンです。

 MallowBlue04.jpg

これをしぼると・・・
(娘にしぼってもらっています)

なんということでしょう~

 MallowBlue05.jpg

ピンク色になりました!

手品のようなこの変化が美しくも面白いので、
"サプライズティ" とも呼ばれるそうですね。

 MallowBlue06.jpg

娘といっしょに実験を行いましたが、
ネットで見知ったことが実際に確かめられたので、満足でした。

ちなみにマローブルーの効能としては、
気管支炎とかせきが出る時に飲むとよいそうです。
(残念ながら家族全員、今は風邪ひきさんがおらず
どのくらいの効き目があるかは試せませんでした)

マローブルーの成分はアントシアニジンというそうですが、
アントシアニジンは、ついている水酸基などの数によって
赤~紫~青の異なる色調を発現するとのこと。

(このあたり、今回調べたらとても分かりやすく
まとまったサイトがあって、ためになりました)

アジサイの色が 植わっている土壌のPHの影響で変化するのと
同じようなことが、レモンでクエン酸を足すことで
起こっているんですね、たぶん。

マローブルーは和名を「薄紅葵」と言うそうです。
浅はかな考えでは
「紅」で「葵」て!
って思うようなネーミングですけれど、
核心をついていますね。

   *

さて、サプライズティを確かめたので、
草木染めの実験もしてみようと思います。

いつものようにお鍋で煮出してみます。

 MallowBlue07.jpg

きれいな青色が、すぐに出ました。
生成り糸を入れて煮込んでいこうとしたら、
あれっ。
い、色が。

 MallowBlue08.jpg

レモンも入れていないのに、
赤く変わってきてしまいました!

なんで??
熱を加えすぎると赤くなっちゃうのかな?

赤でも、レモンを入れた時のようなきれいなピンクなら
百歩譲ってそれで染めてみてもいいんですけれど、
どんどん濃くなって、濁った色になってしまいました。

念のため、マローブルーを半分残しておいてよかったです。
うまくいくかどうか分からないけれど、
初めからやり直して、水出ししてみることにします。

 MallowBlue09.jpg

水に浸して10分くらい置いておいたら、
随分色が出ていました。
ちゃんと、青色です。

 MallowBlue10.jpg

ここに糸を浸して漬け置きしました。
熱を加えずに色が入るかどうか心許ないですが、
仕方がないですね。

たまにかきまぜたりしながら5時間くらい漬け置いて、
夜寝る前に切り上げることにしました。
(すすいで干しておきました)

 MallowBlue11.jpg

ちなみに、これは染めた翌朝の状態なのですが、
水出ししたボウルの方も
煮出した鍋と同じような赤系の色になってしまいました。

(ボウルの方が色が薄いのは、糸に入った分の色素が
減ったためかと思います)

この季節なので、室温も高くありません。
酸素を取り込んで、反応したのでしょうか。
マローブルーの色素は、いろんな要素で変化するんですね。
はかないなぁ。

さて、染め上った糸は くしゃくしゃなので
スチームアイロンをかけて伸ばして保存しています。

アイロンの熱で色が変わってしまうかも・・・と
こわかったのですが、そのままというわけにはいかないので
軽めにかけて仕上げました。

染め上りはこちらです。

 MallowBlue12.jpg

草木染め:No.40「薄紅葵」

ご覧のように、とても不思議な結果になりました。

「マローブルー」ですから、青く染まるといいなと思って
試した実験でしたが、
コットン糸は、淡いながらもきれいな薄紫色になりました。

しかしなぜかウールの糸は、黄色くなっています!

「染まらなくて、もともとの色のまま」
というわけでもないように見えます。

媒染剤の違いで染め上りが変わることはありますが、
媒染も何もしていない同時に漬けただけで
別の色になるとは思いませんでした。

干してある2色の糸束を見て、娘もフシギそうでした。
理由を説明してやれないのが悔しいです。
わたしも、いっしょに不思議がるしかできませんでした。

 MallowBlue13.jpg

淡いブルーに染まったコットン糸はきれいですが、
日が経ったら褪せてしまうかもしれませんね。

はかなさとか神秘的とか、
なんだか普段はあんまり感じない類の気持ちを覚えた
今回の実験だったのでした。

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