草木染め・巨峰
2010年10月25日 (月) | 編集 |
こちらの本を読んでみたら、今までやってきたこととは
少し違う草木染めの方法が載っていました。
 
自然の色が優しい草木染め (ナチュラルハンドブック)自然の色が優しい草木染め (ナチュラルハンドブック)
(1999/05)
箕輪 直子

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"酸性抽出で行う花びら染め" というものなのですが、
花びらを水と酢を混ぜた液の中で揉んで色を出し、
その液を使って染色をするというものです。

今までは染材を煮出して染液を作っていましたが、
そんな方法もあるんですね。

酸性抽出で染まるのは、アントシアニンという色素だそうです。
赤や紫の花でも、この色素を持っていないものは染まらないとのこと。
逆に、花びら以外でもこの色素さえ持っていれば、
ベリー類・赤カブ・ラディッシュ・シソ・赤系のコリウスなど
染められる植物はいろいろあるそうです。

今日はぜひこれを試してみたいと思います。

使うのは、これ。

 vegetableDyeingKYOHO01.jpg

巨峰です。
ブドウはアントシアニン含んでいますよね。
きっと染まると思うのです。
朝食に食べる際、むいた皮をネットに集めておきました。

 vegetableDyeingKYOHO02.jpg

冷蔵庫には、これがありました。
賞味期限切れちゃっていたので、遠慮なく使うことにします。

本によると、スカーフ1枚染めるのに
濃度3~4%の食用酢だと500cc必要、
濃度99%の酢酸なら20ccでOKとのことです。

うちにあったこのお酢は、濃度4.2%で1本500ccです。
まるまる1本必要ってことですか…。すごい量使いますね。
酢酸は薬局にあるそうなので、今度買ってみようかな?

今日は、この残りの50ccのお酢でやってみることにします。
使うのは、いつものお花モチーフの生成り糸(ウール)。

 vegetableDyeingKYOHO03.jpg

ボウルの中でぎゅうぎゅうやってみます。
グレープジュースができてきます。
匂いが酸っぱいので、"放置した赤ワイン" の方が近いかな?

さて、本によるとここに浸け置きするだけで染まるようなので
まずそれを試してみます。

 vegetableDyeingKYOHO04.jpg

1時間浸け置いた状態がこちら。
染まったように見えますが──、

 vegetableDyeingKYOHO05.jpg

水ですすいだら色はすっかり流れちゃいました。
やっぱり、火を入れないとしっかり染まらないかもですね。

 vegetableDyeingKYOHO06.jpg

染液に少し水を足して、いつものように煮て染色してみました。

 vegetableDyeingKYOHO07.jpg

ミョウバンで媒染後、再染色。

乾かしてこのような染め上がりになりました。

 vegetableDyeingKYOHO08.jpg

ちょっと、写真じゃあんまり差が分からない感じですが…、
今回はそれぞれの段階の色を残してみました。

右側が、浸け置きで染めたもの、
中央が、1度染色したもの、
左側が、2度染色したもの、です。

 vegetableDyeingKYOHO09.jpg

ワインレッドに染まるかと思ったら、そうでもなかったですね。
お酢の量が少なかったのかな?

この色を見ていて浮かんだのは、
"桜鼠(さくらねず)"という色名でした。

"ペールピンク" とか "グレイッシュピンク" とか、
そういった呼び方より、
和の色名の方がなんだか草木染めには合うような気がしますね。

「全然染まらなかったな」と思った浸け置き方法で染めた色が、
最終的には一番好みな色に思えたのも意外でした。

 vegetableDyeingKYOHO10.jpg

草木染めサンプラー:No.12「巨峰」

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