草木染めに挑戦・マリーゴールド
2010年08月23日 (月) | 編集 |
我が家の庭にこぼれ種で生えてきたマリーゴールドですが、
暑くなってお花もたくさん咲いてきています。

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2年前にひと株植えたものが毎年新しく咲いてくれているわけですが、
今年は大きなもので8株くらいあります。

"荒れ地にも咲く" と言われるマリーゴールドだけあって
水やり以外特に手をかけなくても元気に大きくなっています。

とにかくたくさんお花が咲くので、何か利用できたらなと
去年から思っていたのですが、今年はいいこと思いつきました。

マリーゴールドの花で、草木染めやってみようと思うんです(^^)

ちょうど夏休みなので、「自由研究」みたいなノリで、
いっちょ挑戦してみますよ!

   *

インターネットでも、草木染めの方法については
いろいろなサイトに解説が載っています。

でもその方法は結構まちまちなんですよね。
あるサイトで必須とされている工程を、
あるサイトでは全くしていなかったりとか。
同じマリーゴールドでも、先媒染だったり後媒染だったり。

なので今回は、いろいろな情報を総合してわたしなりに解釈し
あまり難しくない方法でやってみたいと思います。
細かく丁寧にやっているサイトもあったんですが、
簡単にできればそれに越したことないですからね。
全ては「実験」! ということで(^^)

   *

まずはマリーゴールドの花を採取しました。
今咲いている花をほとんど根こそぎいっちゃいました。
ごめんねー。
でもまたいっぱい咲いてくるよね。

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茎の部分が入っても良いのか、
花びらだけにするべきか迷いましたが、
ついたままで試してみることにしました。
(その方がラクだからです)

この分量で、60gでした。

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これを煮出して染め液を作ります。
排水溝ネットに入れて煮出すことにしました。
(後から染め液を濾す手間が省けると思ったからです)

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お鍋に入れて、火にかけます。
煮出すのに使った水は、1リットルです。

沸騰してから弱火で20分ぐつぐつしたら、こんな状態になりました。

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紅茶と言われたら納得してしまいそうな色になっています。
花びらの色そのままという感じですね。

ここで染色工程に入りますが、染めるのに選んだのは、こちら。

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愛用の糸・「ナチュラルテイスト」です。
布ではなく、やはり糸を染めてみたいと思います。

ナチュラルテイストの素材は、麻(ヘンプ)50%・綿50%。
天然素材なので染物向きかと思って選びました。
それに、うまく染め上がったら編みたいですからね。
編むのが一番気持ちいい糸を染めたいと思いました。

色番は "アイボリー" にしました。
ご覧のとおりの生成り色の糸です。
1玉まるまる染めてしまうのはコワかったので、
使いかけの玉(画像右側)を染めることにしました。
1玉35gのナチュラルテイストのうち、約15gです。

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このままではムラになったりするかなと思って、
こんなふうに簡単に巻き取ってみました。

さて、さっきの染め液に入れてみます。
あー緊張するー。

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どぼん。入りました!
また沸騰させて、弱火で20分ぐつぐつ。

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20分経って染め液から出してみると、こんな感じになっていました。
くすんだ黄色い色がついています!
からし色という感じでしょうか。

ここからが染色の(わたしにとって)不思議なところなんですが、
媒染という工程があるんですね。

媒染とは染料を繊維に定着させる工程のことだそうです。
媒染剤は主に水に溶かした金属で、
染め液との化学反応で色素を固着させたりするそうです。

その媒染剤の種類によって、染まる色が変わるというのが
不思議に思います。

そもそも「色」というのが不思議ですよね。
我々の目に見えている物の色というのは、
その物体が吸収できず反射した色ですね。
ということは、染色とは吸収する色を変えるということになります。
それってどういう状態? とか、どういう仕組み?? とか考え始めると
もうお手上げです。(化学苦手でした)

ここはとにかく、「染色には媒染が必要」と覚えて
作業を進めることにします。

媒染剤にはいろいろあるようですが、選んだのはこちら。

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焼きミョウバン。
これが一番手に入りやすいと思いました。
食品添加物なので家庭で使っても安全ですしね。
(お漬物の発色を良くするのに使われたりするそうです)

近所のドラッグストアで、100g入り¥298でした。

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どれくらい使ったらよいか分かりませんでしたが、
今回は1リットルの水に、ティスプーン1杯を入れました。
火にかけると、さーっと溶けていきます。

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ここへさっきの染め上がった糸を投入。
すぐに水に色が出ました。
その色が、染め液とは違います。鮮やかなイエロー。

これをまた20分ぐつぐつして取りだすと、
こんな感じになっていました。(ヤキソバみたい…)

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媒染後のお鍋の水と、染め液との色はこんなに違います。

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この後、媒染液は捨てて染め液を鍋に戻し、再度20分ぐつぐつ。
媒染や染色の工程は何度も繰り返しても良いそうですが、
「最後は染色工程で終わるように」という解説を読んだので
もう一度染色してみました。

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染め液の量は、糸が吸ったり煮詰まったりで、
最初の1リットルからはだいぶ少なくなっていました。

20分染めた後は火をとめて、液につけたまましばらく冷ましました。
(ちょうど昼時になったので、お昼ごはん食べてました)

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食後に糸を出してみると、この状態。
しっかりと染まったように見えます。

この後色が出なくなるまで何度も水洗いして、
ベランダで半日干しました。
夏場なので夕方には乾きました。

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写真は翌日になりましたが、このとおり。
ナチュラルテイストのマリーゴールド染め・完成です。

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本来の糸と比べるまでもなく、鮮やかに染まっていますね。
作業も難しくなかったし、染めムラもないようで嬉しいです。

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早速、大切なこの糸を使って、編んでみたいと思います。
編み心地は、いつもと変わりませんね。

おすわりくまちゃんにしました(^^)

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ナチュラルテイストには "イエローゴールド" という色番の
糸があるんですが、それが左側。
右側が今回のオリジナル色・"マリーゴールド" です。

あんま変わんないように見えますね(笑)。
よく見ると差はあるんですけどね。
イエローゴールドの方が深い色で、
マリーゴールドの方は、レモンイエローに近い明るさがあります。

そういえば、我が家のマリーゴールドはオレンジ色っぽい花の色でしたが、
染まった色は黄色でしたね。
「どんな色のマリーゴールドでも染め上がりは黄色」と読みましたが、
そのとおりでした。

あと、作業中苦手な臭いとかしたらイヤだわと思ったんですが、
特に何の臭いもしませんでした。よかったよかった。

草木染め、意外とお手軽にできるものですね。
こうして使う楽しみもあるし、有意義な実験でした(^^)

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